2011年3月11日東日本大震災により液状化した東京湾岸の沈下マップ


2011年3月11日の東北太平洋沖地震は、東京湾沿岸の約42km2にも及ぶとされる広大な地域を液状化させた。 経済・産業の中枢であり、また首都圏の生活の場でもある東京湾沿岸がいかに液状化のリスクが高かったか知らしめる結果であった。 東京直下の地震の発生が懸念されている中で、この事実は、再液状化の可能性をも考慮しての喫緊の対応を地域と行政に強く迫るものとなった。 そこで液状化の実態を定量的に記録し、合理的な対応策定の一助とすべく、東京湾沿岸域の液状化マップを作成した。 これは地震前後の航空レーザー計測による標高データを比較し、地殻変動の影響を除去したものである。 図はGoogle Earth上のフライオーバー映像の一コマで、浦安南東の海上1.2km上空から浦安市を俯瞰したものである。 フライオーバー映像では、この後、この高度を維持しながら、浦安から市川、船橋、習志野、そして千葉に至る沿岸域を飛行していく。

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Flyovers of earthquake-hit areas