2004年10月23日中越地震 (M6.8)で山古志の活褶曲地帯に発生した地殻変動による変位と地すべり分布


2004年10月23日の中越地震は新潟県中越地方の中山間地に激甚な被害を与えた。 土木学会では2005年から2007年までの3年間に文部科学省振興調整費事業「活褶曲地帯における地震被害データアーカイブスの構築と社会基盤施設の防災対策への活用法の提案」を展開した。 これは地震災害と復興の詳細なデータを集約し、また国土交通省、新潟県、農水省とも集約情報を共有することで、復興事業推進の一助ともすることを目指したものであった。 集約された情報には地震前(1975年~1976年)、地震直後(2004年10月27日)を含む6つの時期の詳細地形データ(DEM)が含まれる。グーグルアースのフライオーバーツアーでは山古志の 6km上空から地殻変動成分(青矢印)と地震で引き起こされた地すべりの分布を対比することができる。

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